肩関節脱臼(Shoulder Dislocation) | 日本語
原因
肩関節脱臼は、強い外傷によって関節包や関節唇が損傷することで起こります。初回脱臼後は、わずかな力でも再脱臼しやすくなります。
症状
突然の強い肩の痛み
腕が動かせない
外観の変形(肩の丸みが消失し、上腕骨頭が前方にずれる)
軽い動作(挙上、投球、くしゃみなど)でも再脱臼
病状の進行
再脱臼を繰り返すと関節窩(肩のソケット)が摩耗
不安定性が進行し、修復が困難に
早期修復がなければ骨移植手術が必要になることも
治療 – 関節鏡下バンカート修復術
小切開(約1cm)3か所
アンカーと縫合糸で関節唇・関節包を修復
張力を回復させ、再発を予防
期待できる結果
関節の安定性回復
再脱臼の防止
バドミントン・バスケットボール・水泳などスポーツ復帰
専門医に相談すべきタイミング
2回以上脱臼 → 早急に肩関節専門医へ
早期修復により骨欠損を防止
リハビリと回復
スリング固定:約4週間
スポーツ復帰:3〜6か月後
Dr. Trai Promsang
Sukumvit hospital